STEP6-1.Google がサポートしている特別なタグ

Google では、サイトのページを検索結果にどう表示するかを決める際の判断材料として、インライン ディレクティブとページ単位のメタタグの両方をサポートしています。

ページ単位のメタタグは、ウェブマスターにとって自サイトに関する情報を検索エンジンに伝えるための手段になります。メタタグを使用して、あらゆる種類のクライアントに情報を提供できます。各システムでは、サポートするメタタグのみを処理し、残りは無視されます。メタタグは、HTML ページの <head> セクションに追加します。たとえば、次のようになります。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <meta charset="utf-8">
    <meta name="Description" CONTENT="作: A.N. Author, 絵: P. Picture, 分類: 書籍, 価格: 9.24 ユーロ, ページ数: 784">
    <meta name="google-site-verification" content="+nxGUDJ4QpAZ5l9Bsjdi102tLVC21AIh5d1Nl23908vVuFHs34="/>
    <title>Example Books - high-quality used books for children</title>
    <meta name="robots" content="noindex,nofollow">

Google は、次のメタタグをサポートしています(これがすべてではありません)。

<meta name="description" content="ページの説明" />ページの簡単な説明を入力します。検索結果に表示されるスニペットの一部として使用される場合もあります。詳細情報
<meta name="robots" content="..., ..." />
<meta name="googlebot" content="..., ..." />
以下のメタタグは、クロールとインデックス登録を行う検索エンジンの動作を制御します。<meta name="robots"> タグはすべての検索エンジンに適用されます。<meta name=”googlebot”> タグは Google 専用です。robots(または googlebot)メタタグが競合する場合、より制限の厳しいタグが適用されます。たとえば、ページに max-snippet:50 タグと nosnippet タグの両方がある場合は、nosnippet タグが適用されます。デフォルト値は "index, follow" であり、指定する必要はありません。Google では次の値をサポートしています(複数の値を指定する場合はカンマで区切ります)。index – ページのインデックス登録を許可します。follow – クロールの際にページ内のリンクを追跡します。noindex – ページをインデックスに登録しないようにします。nofollow – クロールの際にページからのリンクを追跡しないようにします。nosnippet – 検索結果にテキスト スニペットや動画プレビューを表示しないようにします。動画の場合は、代わりに静止画像を表示します(可能な場合)。例: <meta name="robots" content="nosnippet">max-snippet:[number] – このページのテキスト スニペットの長さを [number] 文字に制限します。スニペットをなしにする場合は 0、スニペットの長さを無制限にする場合は -1 を指定します。max-image-preview:[size] – このページに関連付けられる画像のサイズを制限します。[size] には、「none」、「standard」、「large」のいずれかが使用できます。max-video-preview:[number] – このページに関連付けられる動画プレビューを [number] 秒に制限します。静止画像のみを許可する場合は 0、プレビューの長さを無制限にする場合は -1 を指定します。noarchive – 検索結果にページへのキャッシュ リンクを表示しないようにします。unavailable_after:[date] – ページのクロールとインデックス登録を中止する正確な日時を指定します。noimageindex – Google 画像検索の結果に表示される画像の参照元ページとしてページを表示しないようにします。これにより、ページに含まれるすべての画像について、このページでインデックス登録されないようにできます。同じ画像が他のページに表示されている場合は、そのページでのアクセス許可に基づいてクロールとインデックス登録が行われます。この方法はまだインターネット標準ではありません。一般的には robots.txt のルールを使用して画像検索をブロックします。none – “noindex, nofollow” と同じです。all -(デフォルト)”index, follow” と同じです。HTTP ヘッダーの X-Robots-Tag ディレクティブを使用して、ページのヘッダーに情報を指定することもできます。これは、画像や他のドキュメントなど、HTML 以外のファイルに対するインデックス登録を制限する場合に特に便利です。robots メタタグについてご確認ください。
<meta name="google" content="nositelinkssearchbox" />ユーザーがサイトを検索した際、サイト専用の検索ボックスと、サイト内のページへ直接アクセスできるリンクが Google 検索結果に表示される場合があります。このタグは、サイトリンク検索ボックスを表示しないよう Google に指示します。サイトリンク検索ボックスをご確認ください。
<meta name="google" content="notranslate" />ページのコンテンツの言語がユーザーが使用すると思われるものではないと Google によって認識されると、多くの場合、検索結果に翻訳版へのリンクが表示されます。これにより、ご自分のコンテンツをより多くのユーザーに提供することができますが、状況によっては望ましくない場合もあります。このメタタグを使用すると、ページの翻訳版を提供しないよう Google に指示することができます。
<meta name="google-site-verification" content="..." />サイトの最上位のページにこのタグを挿入すると、Search Console で所有権を確認できます。name 属性と content 属性は、大文字と小文字の区別など、指定されたとおりに記述する必要があります。ただし、XHTML から HTML にタグを変更したり、タグのフォーマットをページのフォーマットと同じにしたりしてもかまいません。詳細情報
<meta http-equiv="Content-Type" content="...; charset=..." />
<meta charset="..." >
ページのコンテンツ タイプと文字セットを定義します。content 属性の値は、引用符で囲んでください。そうでない場合、文字属性が正しく解釈されないことがあります。可能な場合は、Unicode / UTF-8 を使用することをおすすめします。詳細情報
<meta http-equiv="refresh" content="...;url=..." />一定の時間が経過するとユーザーを新しい URL に転送します。簡単な形式のリダイレクトとして使用されることがあります。ただし、一部のブラウザではサポートされないため、ユーザーを混乱させる可能性があります。W3C では、このタグを使用しないよう推奨しています。Google では、サーバーサイドの 301 リダイレクトを使用することをおすすめしています。
<meta name="viewport" content="...">モバイル デバイスでのページの表示方法をブラウザに指示します。このタグによって、ページがモバイルに対応していることがわかります。ビューポート メタタグの構成方法をご確認ください。
<meta name="rating" content="adult" /><meta name="rating" content="RTA-5042-1996-1400-1577-RTA" />アダルト コンテンツを含むことを示すラベルをページに付与し、セーフサーチの検索結果から除外されるよう指示します。詳しくは、セーフサーチ用のページのラベル付けに関する記事をご覧ください。